もうしばらく前になりますが、飲んでいるときにいつの間にかフィギュアスケートの話になり、盛大なるオタクっぷりを発揮してしまいました。
ここで、そんな僕の選ぶフィギュアスケート名演集をまとめてみました。
浅田真央のソチ五輪フリーなど、あまりにも有名な演技は除いています。
とりあえず日本選手のものを。
羽生結弦
2012年世界選手権 フリー「ロミオとジュリエット」
当時まだ17歳、初めての世界選手権。
あまりスタミナがなく、フリーでは後半バテバテになる演技が続いていたこのシーズン。
ただこのころの彼は、今はなかなか見ることのできないあふれ出る情熱が見えていました。
それが最も感じられるこちらの演技。世界選手権初出場にして銅メダルを獲得した演技です。泣きます。
浅田真央
2013年四大陸選手権 ショート「I Got Rhythm」
バンクーバー五輪後、ジャンプの改善に取り組んでいたためなかなか安定した演技ができませんでした。
実践で久しぶりにトリプルアクセルに成功したこの演技は、観客と一体となりものすごい盛り上がりを見せます(日本開催ですし)。
終盤のステップも圧巻。
高橋大輔
2007年世界選手権 フリー「オペラ座の怪人」
ガラスのハートと呼ばれ続け、大舞台でなかなか結果を出せなかった彼。
世界選手権で初めて銀メダルを獲得したときの演技です。
巨大なプレッシャーと戦っていた様子には心が打たれます。
2008年四大陸選手権 ショート「白鳥の湖 ヒップホップバージョン」
当時世界最高得点を叩き出した演技。彼のダンサーとしての才能が最大限に発揮されています。まさに、彼にしかできない演技でしょう。
2013年NHK杯 ショート「ヴァイオリンのためのソナチネ」
佐村河内守のゴーストライター問題のきっかけになった曲。曲はとてもいいです。
また、実はクラシックが得意だという彼の自負が感じられる作品。選手時代後期の名演のひとつです。
小塚崇彦
2011年世界選手権 フリー「ピアノ協奏曲第1番(リスト)」
彼史上最高の完成度の演技。4回転1本ですが、技術点98点台という凄まじいクオリティ。世界選手権銀メダル。
日本で開催予定だった同年の世界選手権ですが、東日本大震災のため、1ヶ月遅れでロシアでの開催となりました。女子シングルで金メダルを獲得した安藤美姫とともに、日本を勇気づける演技でした。
安藤美姫
2013年全日本選手権 ショート「My Way」
ソチ五輪の最終選考会。2年ほど実戦から離れていましたが、出産を経てブロック予選からなんとか自力で勝ち上がって復活してきました。
そうした人生経験が円熟した演技につながっています。
中野友加里
2008年世界選手権 フリー「スペイン奇想曲」
彼女史上最高の演技。回転不足判定ですがトリプルアクセルも決めています。
技術力は高いものの演技がやや淡白な印象の選手でしたが、この演技ではノリノリな感じが見え、躍動感がありました。
最終滑走として大喝采を浴びています。
鈴木明子
2014年世界選手権 ショート「愛の讃歌」
彼女の現役ラストシーズンの曲はショート、フリーともに素晴らしいのですがこちらをセレクト。パーソナルベストの演技です。
長久保コーチの好きな曲をあえてセレクトしたんだとか。